どうも、熊の着ぐるみを着たおじさんganmin(@muro_ganmin)です。
最近、3DCGをブログに生かせないかと3DCGソフトのblenderをイジっているのですが、今回はpng形式の画像を使って、いらない部分を透過させる方法を自分の為に備忘録的にこのブログにまとめておくことにした。

blender2.8で解説するので試してみたい方はTry Blender2.80 Betaというところからダウンロードしてみて下さい。(まだ2.8はベータ版です)
2.79bが安定版だけど2.8から、かなりUIが変わるようなのでワタシは2.8からやることにしました。
インストールしてblenderが日本語になってない場合は起動した後、左上の方のEdit→Preferences→SystemのGeneralにあるLanguageを日本語にしてツールチップとインターフェイスを押しSave Preferencesで変わると思います。

blenderに読み込ませるテクスチャをpng形式で作る
まず、photoshopやCLIP STUDIO PAINT EX なんかのお好きな画像編集ソフトでpng形式の画像を作る。

こんな感じ↓

透過させたいところは透明にしてpng形式で保存。
(上の画像の青い線はphotoshopのガイドで関係ないので気にしないで下さい)
blenderのノードを使ってpng形式の画像を透過させる
blenderを起動したら、デフォルトでは立方体があると思うのでdelでサぁッー!と削除。


追加→メッシュ→平面で一枚の板を読み込む。

オブジェクト→トランスフォームの回転Xを90°にして板を正面に向かせる。

尚、テンキー1で正面から見ることが出来る。(3で右側から、7で上から、9で今見ている反対側から、5で平行投影の切り替え)

UV Editingでさっき作った画像を開く。




そしてマテリアル→新規。


Shadingに入ってノードを編集する。

こういう風につなげる↓(いらないものは普通にクリックして選択しdelで削除。後は追加から必要なものを出す)

(必要なモノはテクスチャ→画像テクスチャ、シェーダー→放射、透過BSDF、ミックスシェーダー、出力→マテリアル出力)


マテリアルのブレンドモードをアルファクリップでClip Thresholdを0.5に設定。

適宜、板の大きさを編集モードとかで変えれば完成。

(今回は編集モードで辺選択にした後、左右どちらかの辺を選択した後、キーボードのG→Xを押して横に伸ばす感じで大きさを調整した)

アニメーションの途中でテクスチャを切り替えるには?
動画とかを作っててアニメーションの途中でテクスチャを切り替えたかったり、最初は透明で突然、表示させるようにしたかったりという欲が出てきたのでそのやり方も書いておく。(もっと効率的なやり方もあるかもしれない)

やり方は同じサイズで違う画像を用意してさっきみたいにノードをつなげて、こんな風にミックスシェーダーとマテリアル出力の間にもう1個ミックスシェーダーを追加するだけ。

後はミックスシェーダーの係数を0か1にすると切り替わるのでキーフレームを打ちたいフレームに移動して係数のところで右クリック→キーフレームを挿入。

何も表示させたくない時は何も描いてない透明のpng画像を割り当てておくことにする↓

尚、突然キーフレームを打つと徐々にテクスチャが変わるようになるので切り替わる一つ手前で切り替わる前の画像でキーフレームを挿入しておく。

ピラミッド的にノードを配置すれば、複数の画像を切り替えることができるけど、増やし過ぎるとキーフレーム打つのがややこしい感じ。。。

とりあえず、こんな感じにできました↓


後で気づいたが透明な画像は用意しなくてもよかった。。。
もっと言えば上記のようなやり方をしなくても、↓の図のようにFilterというところからレンダーで無効というカメラのアイコンを出しておけば、アイコンを右クリックで表示、非表示のキーフレームを打てます。

キーフレームを打つ際はカメラのアイコンの隣にあるビューポートで無効というディスプレイのようなアイコンも出しておき、レンダーで無効と同じようにキーフレームを打っておくと分かりやすいかと思う。
まとめ
blenderをイジりはじめて、まもない上にバージョン2.8はまだ正式版ではないので情報も少なく、おそらく間違っているところもあるかもしれません。
今回は備忘録的に後から見返すことができるよう自分の為に書いた面もあるので間違ってたら許して下さい。
今月にblender2.8に対応した書籍も出るようなのでこちらも楽しみであります↓
blender2.8の情報はまだ少ないので書籍で出てくれるとありがたい。

良く参考にしている書籍↓
~無料でできる3Dアニメーション~ ブレンダーからはじめよう!
バージョンは古いけど今出ているblenderの書籍の中では比較的初心者向きでやさしい。

